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VAPE(ベイプ)は受動喫煙防止条例に該当する?しない?使用場所やモラル・マナー・エチケット問題

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VAPE(ベイプ)は受動喫煙防止条例に該当する?しない?使用場所やモラル・マナー・エチケット問題

アイコスやプルーム・テック、グローといった加熱式タバコは、その名の通り、定義はタバコ。受動喫煙防止条例案で少し緩和されたものの、紙巻きタバコと同様、禁煙の場所では吸うことができません。

※加熱式たばこは、専用の喫煙室を設け分煙すれば室内も喫煙OK

加熱式タバコは、現時点ではまだまだ不明な点も多く、健康被害の懸念も徐々に解明されてきたため、納得の措置といえます。

ではVAPE(ベイプ)はどうでしょうか。

結論から言えば、ベイプは受動喫煙防止条例には該当しません。当然、屋内喫煙所を設ける必要もなければ、どこで吸っても問題ありません。

それを知ってかしらずか、一部マナーの悪い人が目立つようになってきました。

本日は、VAPEの使用場所やモラルのあり方について、考察していきます。

 

電子タバコにおける健康被害

紙巻きタバコと比較して、VAPEなどの電子タバコは、ニコチン・タール・一酸化炭素といった、いわゆる三大有害成分は含まれていません。

当然、“比較すれば”紙巻きタバコよりは害が少ないとも言えます。

ですが、決して健康被害がないわけではありません

電子タバコの害を論じる前に、加熱式タバコの害についても併せて解説していきます。

 

加熱式タバコの健康被害

現在紙巻きタバコに変わって大人気の(iQOSなどの)加熱式タバコ。今もなお、次々に新しい論文が挙げられ、嫌煙家サイドからの猛烈な批判を受けている真っ最中です。

モンスタークレーマーこと「日本禁煙学会」によれば、加熱式タバコも従来のタバコ同様危険と発表しています。

 加熱式タバコ 緊急警告!

photo by http://www.jstc.or.jp/

上図の通り、健康・クリーンなイメージで売り出している加熱式タバコですが、紙巻きタバコを100%に対し、ホルムアルデヒドなどの発がん性物質の割合は8~7割とのことです。

へ〜普通に発ガン性物質含まれてるんだにゃ〜

ソースがひとつだけだと信ぴょう性にかけるので、別の場所からも紹介しておきます。

以下、厚生労働省における、「加熱式たばこにおける科学的知見」からの抜粋です。

加熱式たばこの科学的知見

photo by https://www.mhlw.go.jp/

厚生省含め、国の機関は国民に平気で嘘をつくので(大麻報道がまさにソレ)、どこまで信頼できる資料かは不明ですが、少なくとも海外の文献にも、近い内容のことが書かれています。

 

発展途上すぎる電子タバコ市場

では、電子タバコはというと、紙巻きタバコでは発生することのない、ホルムアルデヒドが発生すると言われています。

とはいえ、確かに電子タバコ(ベイプ)は、紙巻きタバコや加熱式タバコと比べれば、“同様の健康被害”はない(少ないと)言えるかもしれません。

ですが、電子タバコにおける研究はまだまだ発展途上。

加熱式タバコよりもさらに情報が乏しく、未だ解明されていないことが多すぎます。タバコほどの細かい研究がされていないというのが実情です。

下記は、日本呼吸器学会における、「加熱式タバコや電子タバコに関する日本呼吸器学会の“見解”」です

1.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる可能性がある。
2.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用者が呼出したエアロゾルは周囲に拡散するため、受動吸引による健康被害が生じる可能性がある。従来の燃焼式タバコと同様に、すべての飲食店やバーを含む公共の場所、公共交通機関での使用は認められない。

一般社団法人日本呼吸器学会

“見解”っていってる通り可能性を示唆してるだけでどれだけの被害があるかわからないぴょん

けど吸わない人と比べたら吸っている以上は何かしらの害があるのは確実にゃ〜

情報が飛び交っているものの、現段階では推測の域を達していないものが多く、広めたい人(売りたい人・買いたい人)と排除したい人(嫌煙家)のせめぎ合いをしているような状況です。

今後明らかになっていくとは思いますが、下記が主に言われている、電子タバコにおける実害の懸念事項です。

 Tips:懸念される害の例

  • 加熱することで発生するホルムアルデヒドなど
  • 粗悪品(本体・リキッド)の危険性
  • 誤った使い方やメンテ不足からの事故

【関連】タバコ、ベイプ、大麻の煙があなたの肺に及ぼす影響・比較|目で見る喫煙による害 - Smoking Kills

 

 

モラルのないVAPER(ベイパー)たち

かつて自身が喫煙を始めた20年前は、今ほどうるさくありませんでした。さらに古い時代は職場でも喫煙可能でしたし、下手すると地上波でも喫煙しながら放送なんてこともしばしばありました。

恥ずかしながら、自身も他者への配慮を(しているつもりで)全くしていませんでした。

酒の席だからタバコOK、屋外だからOK、風下だからOK、分煙してるからOK、気の合う仲間同士(非喫煙者含む)だからOKなど、喫煙者の都合のいい視点でしか物事を見ていませんでした。

【関連】喫煙者は三次喫煙にも留意すべき?!エチケットやマナーの問題だけではない? - Smoking Kills

今まさに、ベイパー(加熱式タバコユーザー含む)たちに同じことが起きています。

 

あなたのモラルは大丈夫ですか

先日、乗り合いの船で釣りをした時の出来事です。

爆煙仕様の電子タバコ(MOD)をガンガン吸っている若者がいました。そこで船長は、船上で吸うのを辞めるよう促していました。

また別のある日、車を運転していると、歩きベイプをしている若者が横断歩道を歩いているのを見かけました。

完全な肌感覚ですが、釣り場はまだまだ愛煙家が多く、他者への配慮ができない人の方が多いのが現状です。また、田舎は、紙巻きタバコの歩きタバコはいまだ健在です。

とはいえ、ここ最近、乗り合いの釣り船は、船上喫煙禁止や分煙を掲げるところも増えてきていますし、だいぶ浸透してきたように思います。

禁煙をちゃんと掲げないとお客さんを取り込めない時代ともいえるぴょん

 

条例違反ではなくとも最低限の配慮は必要

先に解説した通り、アイコスなどの加熱式タバコは、原則紙巻きタバコと同じ扱いになります。

恐らくですが、今後はパブリックスペース(公の場)での喫煙は禁止となるでしょう。※健康増進法は2020年4月より全面施行

健康増進法の一部を改正する法律案 概要

photo by https://www.mhlw.go.jp/

そして、上記の通り、受動喫煙防止条例は、船舶なども例外ではありません。海上であっても基本は同じです。

しかしながら、電子タバコにはこの条例は該当しません

ですので、条例違反でもないですし、吸っても問題はありません。でも普通に考えて、

  • 人の息を吸いたいか?

って話です。

ベイプに使用するリキッドの主成分は、プロピレングリコールと、植物性グリセリンの混合物がほとんどで、コンサートに焚かれるスモークと同じです。つまりただの蒸気です。

とはいえ、他人の息を好き好んで吸いたい人など、そうそういないと思います。

また、いくらベイパーたちが、電子タバコの主成分に害がないと叫ぼうが、そもそも、吸っていない人よりは、何かしらのリスクが100%あります

ベイプで気化させることで、あなたの“息”が視覚化されます。ベイプも正しく使えば最高の嗜好品です。

害がない(少ない)から安全・安心ではなく、当たり前に他者への配慮ができるといいですね。

 

 

まとめ

現在は完全な禁煙ブーム。喫煙者は肩身の狭い思いをしています。

国の政策に見事に乗せられてしまったがために、喫煙大国(禁煙後進国)となってしまった日本。ある意味喫煙者は、国によって“中毒にさせられた被害者”です。

【関連】エチケットやマナーを守れば許される?!禁煙して初めて分かった迷惑すぎる喫煙【現在・今後のあり方について】 - Smoking Kills

この禁煙ブーム、ここ10年ぐらいで急速に高まってきたように思います。

とはいえ、日本の厚生省と似たような存在のアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局:Food and Drug Administration)では、iQOSの販売をしていませんでした(長官失脚でアトランタで限定的に販売スタート)。フィリップモリスの製品なのにおかしな話ですねw

ともあれ、時代とともに、紙巻きタバコから加熱式タバコや電子タバコに変化してきました。

マナーの悪い一部の人たちのせいで、窮屈になるのもバカバカしいです。そうならないためにも時代に合わせてモラルやマナーを守っていきましょう。

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