望まない受動喫煙を防止するための法律こと、「改正健康増進法」が始まり、喫煙者のみならず、喫煙場所をセットで提供していた事業者にとっても厳しい時代です。
とはいえ、本ブログでも常々言っているように(というか、喫煙者であっても周知ですが)、喫煙は百害あって一利なし。辞められるなら辞めるに越したことはありません。
現在、世界に猛威を振るっているコロナウィルスにおいても、喫煙者の死亡率はなんと3倍にもなると言われています。
【参考】喫煙で新型コロナ死亡のリスク3倍 専門家「禁煙すれば短期間でもリスクは減らせます」
コロナに乗じて、というのも不謹慎な気もしますが、改正健康増進法のタイミングだからこそ、禁煙の絶好のタイミングとも言えます。
そこで今回は、コロナウィルス (COVID-19)と同様に、危機管理意識や当事者意識を持てば、簡単に辞めらることに気づいたからです。
ややタイムラグはありますが、1か月近く、特に何の苦も無く断煙できている経験から、意識ひとつで、簡単に禁煙できることを解説していきます。
【本記事のポイント解説】
- 当事者意識・危機管理さえあれば禁煙は案外余裕なのではないか
喫煙したら明日死ぬぐらいの意識を持つ
今回著者が実践したのはこれだけです。
吸ったら死ぬ
これを意識するだけです。
現在も、たまに吸い魔が訪れますが、そのたびに、吸ったら死ぬと思うようにしています。
それでもなお襲いかかり続ける吸い魔
そんなことで耐えられるか、とお思いのあなた、ではこう考えてみてください。
吸ったら家族が死ぬ
配偶者でも、子どもでも、親でも兄弟でも親戚でも誰でも構いません。
自分の大切な近しい人が、自分が喫煙することで亡くなってしまうと考えてみてください。きっと歯止めが効くはずです。
受動喫煙によって失われる1万5千人の命
厚生労働省が管轄する、「e-ヘルスネット」、『受動喫煙 – 他人の喫煙の影響』によれば、日本国内においてだけでも、なんと1万五千人もの命が失われていると言われています。*1
受動喫煙による年間死亡数推計値は、
・肺がん 2,484人
・虚血性心疾患 4,459人
・脳卒中 8,014人
・乳幼児突然死症候群 73人
合計 約1万5千人って内訳ぴょん!
正直これに信ぴょう性があるかはわかりません。
というのも、上記の数字は、研究者が寝食を惜しみつつ、データに基づいて結論付けたであろうことは理解できます。
ですが、100%受動喫煙が原因かと言われると疑問でしかありません。
しかしながら、今回の法改正が示唆しているように、確実に健康被害があるのは紛れもない事実です。
根拠のある受動喫煙被害
同記事より、根拠のある受動喫煙の健康被害の数値を引用しておきます。
受動喫煙による肺がんのリスクは1.28倍(28%の上昇)、虚血性心疾患のリスクは1.3倍(30%の上昇)、脳卒中のリスクは1.24倍(24%の上昇)とされています。さらに受動喫煙は子供の呼吸器疾患や中耳炎、乳幼児突然死症候群を引き起こすことが指摘されています。また、妊婦やその周囲の人の喫煙によって低体重児や早産のリスクが上昇します。
上記の数値からもわかるように、喫煙者が何気なく喫煙するだけで、これだけのリスクが生じてしまうんです。
しかも、同記事をPDFにまとめた「受動喫煙防止等のたばこ対策の推進に関する研究 - J-STOP」の資料内によれば、いわゆる、
出典-受動喫煙防止等のたばこ対策の推進に関する研究 - J-STOP
- 換気扇吸い
- 空気清浄機吸い
- 車吸い
といった対策では不十分とのことです。
ではどうすればいいのか、ということには言及されていないので対処のしようがありませんが、つまり吸うなということでしょう。
喫煙=悪、禁煙=是の時代がすぐそこまで来ている
今回敢えて、コロナと絡めて解説しましたが、つまり対策するならしすぎるぐらいでちょうどいいのかもしれないと感じたからです。
喫煙は、
自分だけではなく、他者に害を与えている
という当事者意識、危機管理意識を持つことが大切で、害を与えたくなければ禁煙する以外の選択肢はないんです。
これまでは、喫煙者と非喫煙者共存の道を探してきましたが、どうやら既に喫煙者は、淘汰されるべき時代といえるのかもしれません。
禁煙できない理由はただの甘え
著者は現在、生涯2度目の禁煙チャレンジに取り組んでいます。
再三言っていますが、
結局のところ、禁煙できない理由は甘え。己の意思が弱いだけ。もしこれを聞いてイラっとしているなら、あなたにとってそれはまさに図星なのでしょう。
【関連】禁煙2回目の難易度が異常?!|2度目の禁煙がより難しい理由はここにある?!
上記記事でも、禁煙できない理由を長々とあれやこれやと言っていますが、単に言い訳をしているにすぎません。
確かに、脳内に作用するドラッグであるという側面を有している以上、自分でコントロールできない部分はあるかもしれません。
ですが、禁煙するなら絶好のタイミングです。是非チャレンジしてみてください!