禁煙継続200日を迎えました。
禁煙しているのが当たり前の生活になり、喫煙具を持ち歩く必要がなくなったことで少し身軽にもなりました。
禁煙200日という節目を迎えた今、これまでやってきたこと、そしてこれから喫煙者が注意すべき所感などを備忘録として残しておきます。
これから禁煙したい方や禁煙中の方のご参考になれば幸いです。
祝200日ぴょん!次に目指すは1年ぴょん!
ここまで続けば楽勝にゃー!でも絶対はないから注意するにゃー!
はじめに - 辞めたと思っても辞められないのが喫煙 -
先日プチ同窓会があり、久しぶりに旧友たちと再開しました。
そこで改めて痛感したのは、ニコチンの依存度の高さです。
実はこれ以前(5年ぐらい前)の同窓会時点では、友人達(喫煙者)のほとんどが禁煙していました。
ちょうどタイミング的に、子供ができたり、家や車を購入したりと、各々“禁煙する機会”が重なり、当時喫煙を貫いていた私は、一人取り残されたような気分になったのを覚えています。
ところが、今回再開して驚いたのは、禁煙宣言した全員が失敗(再開)していました。
ただ、話を聞いてみると「家の中では吸わない」とか、「妻には内緒」など、ちょっとしたルールが加えられていたのも印象的でした。
肩身の狭い思いをしてまでも吸いたいと思わせるタバコ(ニコチン)の力、恐ろしや。完全に依存してますね。
一筋縄ではいかないのが禁煙です。
でも経験上、(期間はさておき)辞めること自体は難しいことではありません。
フェーズごとにまとめていきます。
これまで取り組んだこと
基本は“我慢”以外の何物でもありません。
吸いたいという衝動に打ち勝てるかどうかだけです。その辺りについては下記エントリで解説しています。
では、禁煙スタートからその時々のフェーズごとまとめていきます。
禁煙1日目 Day1
記事内にも記載がありますが、とにかく耐えるのみ。
ここがクリアできなかったらこの先はありません。気合いで乗り切りましょう。
前準備として、喫煙によって『どんな実害があるのか』、また禁煙することによって『どんなメリットがあるのか』などを頭に入れておくと続きやすいかもしれません。
禁煙2日〜7日目 Day2~1week
記事内では“余裕”発言してますが、ここに耐えられるかどうかが運命の分かれ道。
特に、3日目あたりにかなり強めの衝動があると思います。
ここに耐えるコツは、運動や間食などで誤魔化すのがおすすめ。と同時に、喫煙に取られていた時間など、習慣化してしまっている部分を見直すいい機会になると思います。
禁煙14日目 2weeks
2週間あたりに特に感じたのは、(まやかしの)集中力。
“タバコによって集中力が増す”というのは完全なまやかしです。喫煙によって、通常の状態に戻るだけです。
メリットやデメリットを感じながら着実に継続していきましょう!
禁煙18日目 3weeks
自分でも驚きですが、このあたりからが一番耐えるのが辛かったように思います。
やはり体に染み付いた習慣を取り除くのは並大抵ではなく、ニコチンの依存度の高さを改めて痛感した頃でもあります。
自覚症状なくイライラするので、この時期は周りとの距離間を少し意識したいですね。
禁煙4週間(1ヶ月)目 1months
禁煙1ヶ月ともなれば、大きな節目ともいえるでしょう。
“禁煙”という行為自体にもだいぶ慣れ、少し慢心も出てきます。私の場合はVAPEのおかげで乗り切ることができましたが、利用できるものはしない手はありません。
ここまでくればこの先もいけると思います!
禁煙2ヶ月目 2months
少し前までは喫煙所の煙の匂いを嗅ぎに行くぐらいでしたが、禁煙をしていと、次第に煙(副流煙)に嫌悪感を抱き始めます。
とりわけ、子供がいる空間などは特に気になります。
また、自分も“このぐらい迷惑をかけていた”とわかるいい機会になる頃です。
禁煙3ヶ月目 3months
3ヶ月になると、禁煙に対する余裕も生まれ、イライラ熱も過ぎ去り、喫煙者に対して優しくなります。
日常的には変化は特に感じられませんが、改めて振り返ってみると禁煙することによって得られるメリットはかなり大きいです。
個人的には頭痛の軽減。(偏)頭痛持ちは騙されたと思って是非禁煙してみてください。
禁煙4ヶ月目 4months
変化を楽しめるのは正直1ヶ月目ぐらいまで。その後はただひたすら吸わずにいる(耐える)だけです。
ただこれはマイナス的な要素ではなく、禁煙していることが当たり前(習慣化)になればあとは継続するのみ。
この頃はいろんな意味で喫煙者、非喫煙者どちらにも配慮できるようになりました。
禁煙5ヶ月目 5months
完全な喫煙は難しいんです。
完全に煙草断ちができればそれがベストです。でも断煙という方が的確で、長年の喫煙習慣(経験)が染み付いていればいるほど、いつでも喫煙再開する可能性(リスク)があります。
吸いたい欲求はほとんど無くなりますが、それでも時折(過度なストレスが加わった時や集中力が切れた手持ち無沙汰の時など)吸いたくなるのでグッとこらえましょう!
禁煙6ヶ月(半年)目 half a year
とうとう禁煙も半年。
ここまでくれば要領もきっとつかめてますし(そんなものは特にないですけど)、1年も余裕のはずです。
半年も経つとタバコの存在自体ほぼ忘れています。また、吸いたいなと思うことは相変わらずありますが、余裕で我慢できる程度のものです。
禁煙200日目 after 200days
そして200日を迎えました!
ちなみに私の場合は1日15本、1箱860円(著者は手巻きタバコ)で集計しています。
そのため、金額はおかしいことになっていますが(実際はもっと少ない金額:下記参考)、本数にして、約3千本です。
そして寿命は11日伸びました。
正直、半年辞めてたったこれだけしか伸びていないところをみると、微妙な感情が生まれましたが、時は金なり、10日あれば色々できますからね!
よく頑張った!
※参考
実際手巻きタバコなら1袋あたり100本以上作れます。
別途ペーパーやフィルターが必要ですが、それでも紙巻きたばこやアイコスなどの加熱式たばこよりコスパが高いです。
思えば遠く来たものだ。 by MOTHER2
序盤こそきついけどそこを乗り越えさえすればあとは時間が経つのを待つだけにゃー!
今後について - 喫煙のあり方について -
喫煙は、“百害あって一利なし”とよく言われています。
しかしながら、喫煙経験者からすると、一利ぐらいはあると思っています(ホッと一息つける、会話に困った時の手持ち無沙汰解消、喫煙所トークで打ち解けるetc)。
ただこれらは、あくまでも喫煙による精神的なメリットであり、喫煙は健康的な害が科学的に証明されています。
私もかつては喫煙者。喫煙者の言い分も理解できますし、何も「吸うな」とは言いません。
でも、世論はグローバル化が進み、完全な禁煙ブーム(日本は遅いぐらいですけど)、これまで虐げられてきた、非喫煙者の“怒り”もはかり知れません。
元喫煙者だからこそあえて言いますが、喫煙者はもっと配慮すべきなのは明白です。
社会が順応するのを待つより一人一人が意識を持つ
社会が順応するのを待っているだけではなく、一人一人が配慮しないと共存は難しいのではないかと思います。
正直、現時点では全然ダメです。
コンビニの外にある喫煙所は全く意味を成していませんし、飲食店の分煙も全く意味がありません。
10mぐらい離れていても煙の匂いは余裕で届きます。非喫煙者はその度に不快な思いをしています。
元喫煙者だからこそより痛感していますが、受動喫煙は喫煙者が思っている以上に深刻です。
禁煙はちょっとした断捨離
生活の中にたばこを含めた喫煙グッズは一切必要なくなりますし、服や車、また灰皿等のあの嫌なニオイともオサラバできます。
余分な金を使う必要がないという金銭的なメリットはもちろん、持ち運ぶものが減ればそれだけ身軽になります。
扱いによっては火事になりかねない危険性も孕(はら)んでいますしね。
禁煙するメリットは多岐に渡ります。
断捨離も兼ねて始めてみるのもいいかもしれません。
これから先の旅も いままで以上に 長く苦しいものに なるだろう。 でも きみなら大丈夫だ。 〜中略〜 きみたちに いつも 幸運の女神が ほほえみかけてくれるように……。by MOTHER2
頑張りすぎないのも長続きさせる秘訣にゃー!失敗したらもう一回トライにゃ!
あとがき
半年我慢できれば、9割近く「禁煙できた!」と言っていいと思います。
でも油断は禁物。環境次第ではいつでも再開してしまう可能性はあります。私も禁煙失敗者を何人も見てきました。
断言できるのは、その気になれば禁煙は誰でもできます!
諦めずに頑張っていきましょう!
今後も不定期更新でぬるく運営していきますのでよろしくお願いします。