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喫煙者は三次喫煙にも留意すべき?!エチケットやマナーの問題だけではない?

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喫煙者は三次喫煙にも留意すべき?!エチケットやマナーの問題だけではない?

三次喫煙という言葉をご存知でしょうか。

受動喫煙のマナーやエチケットについては理解していても、三次喫煙まで意識する喫煙者は決して多くないと思います。

本日は、三次喫煙」、いわゆる「残留受動喫煙(サードハンドスモーク)について解説しながら、考察を述べていきます。

二次喫煙とも違うさらなる受動喫煙ぴょん!

受動喫煙は有名だけど三次喫煙の対策の方法はあるのかにゃ?

 

受動喫煙の次は三次喫煙?どこまでも広がる禁煙ブーム

ご存知の通り、世の中は禁煙ブーム。

実際、禁煙後進国と言われる日本は、禁煙に対しての施策は世界的に見ても後手後手です。

喫煙による被害として受動喫煙が取り上げられますが、喫煙による煙には、吸う本人が直接害を被る主流煙と、吸わない人が害を被る副流煙があります。

この両者の“煙”は、吸っている本人はもちろん、吸っている人が吐く煙を“可視化”でき、なおかつその場にいれば煙の匂いを直に嗅ぐことができます。

そのため、吸っている人も吸っていない人(いわゆる受動喫煙をされている側)も“煙”を視覚と嗅覚で判断でき、その空間にいさえすれば“吸っている”というのがわかりやすいと思います。

ですが、感じることができない(または感じにくい)“煙”があるんです。

それこそが今回問題視している「三次喫煙」なんです。

まずは、その三次喫煙について解説していきます。

 

三次喫煙とは

三次喫煙(さんじきつえん)とは、タバコを消した後の残留物から有害物質を吸入することを指す。 残留受動喫煙(ざんりゅうじゅどうきつえん)、サードハンドスモーク(third-hand smoke)ともいう。

三次喫煙 - Wikipedia

三次喫煙を簡単にいうと主流煙、副流煙以外の煙のことを言います。

もう少しわかりやすくいうと、喫煙後の衣服、髪の毛の他、ソファやカーテンなどに染み付いた臭い(やそれに伴う残留物)のことです。

実は、三次喫煙は比較的新しい用語です。

2009年にアメリカの医療機関(ダナ・ファーバー癌研究所のジョナサン・ウィニコフ教授ら)の論文によって作られました。

三次喫煙は、禁煙ブームに乗じてか、若干煽り気味の風潮もあるため、一部ではデマとも揶揄されている節もあります。

しかしながら、論文やその他様々な機関等で調査がされている以上、それなりに信憑性があると思っていいのではないでしょうか。

 

三次喫煙の健康被害

一番気になるのがお子さんへの健康被害です。

米国科学アカデミー紀要(PNAS:Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)の調査にれば、家具や車内に染み付いた残留ニコチンは、大気中にある周囲の亜硝酸(HONO)と反応し、発がん性物質のニトロソアミン(TSNA)を形成するとのことです。

さらに、セルロースを用いた室内の実験では、吸着した受動喫煙物を60ppbvの亜硝酸に3時間さらしたときに、ニトロソアミンはなんと10倍にもなったそうです。

私は科学者ではないので、この60ppbvが多いのか少ないのかはわかりません。

しかし、同調査によると、長年の喫煙者の車内でも同様に、相当量のニトロソアミンが測定されているんです。

そして恐ろしいことに、換気扇下で吸おうが、ベランダで吸おうが、受動喫煙からの蓄積、目に見えない蓄積があるため、この三次喫煙によるリスクをなくすことは不可能なんです(取り除くことは不可能)。

 

参考:http://www.pnas.org/content/107/15/6576.long

 

子供はなんでも口にするからぶっちゃけ健康被害は避けられないぴょん!

どれだけ気を使っても禁煙する以外健康被害をなくす方法はないニャア!

 

 

三次喫煙の考察

それでは、現在禁煙(断煙)8ヶ月を過ぎた、著者なりの意見を述べていきます。

喫煙者も非喫煙者も何か考えるきっかけになれば幸いです。

 

三次喫煙による風潮にはやや懐疑的

少し脅すような内容でしたが、個人的にはデマとまでは言わないものの、若干の情報操作や昨今のアンチタバコの風潮が後押ししている気がしてなりません。

上記で紹介した内容の調査が行われているのも事実ですし、科学者サイドから見れば、汚染物質は間違いなくあるでしょう。

しかしこれに対し、この手の議論になると(喫煙者ならびに喫煙擁護派から)必ず浮上するのが、排気ガス産業ガスなどについてです。

同じように大気中には多くの発がん性物質が含まれており、人間が生活していく上で、また、人々が豊かに暮らす上で、これらを完全に排除するのは不可能です。

発がん性物質ということでいえば、食肉加工品、菓子類(合成着色料)などに代表される食べ物なども有名ですね。

これらを受けて、食べ物に関しては合成着色料を禁止する法律を作ったり、大気汚染についても環境破壊を食い止めるべく、世界中が躍起になってるのもまた事実です。

確かに、線引きはとても難しい問題です。

しかし、こんなこと(三次喫煙)を言い出したらキリがありません。

個人的には、害がある以上、吸わないに越したことはないですが、国が認めてる(合法ドラッグ)なのだから仕方ないのではないかと思います。

 

かつては家族全員喫煙者

smokingkills.hatenablog.com

こちらで解説している通り、昭和40年代の頃の男性の喫煙率は80%を超えています。

少し私自身の例をあげてみます。

我が家は本家、祖父方、祖母方の兄弟が多かったこともあり、盆正月ともなれば20〜30人集まりました。

私の記憶では、私が幼少期の頃でさえも(著者は30代半ば)、盆正月に親戚一同が集まれば、男性陣はほとんどと言っていいほど喫煙者でした。

子供がいてもお構いなし、どこでもタバコをふかしていました。

また、盆正月にとどまらず、父も祖父も家の中でタバコを吸っている家庭で育ったので、喫煙に対し元々の嫌悪感も薄かったのも事実です。

ですが、ここまでではないにしても、こういった家庭はそれなりに多かったのではないでしょうか。

今でこそ喫煙者は肩身の狭い思いをしていますが、少し前まではどこでも吸えて、不快に思いながらもそんな環境にいたはずです。

加えて、医療が発達した恩恵もありますが、寿命はどんどん伸びています。

喫煙による死亡リスクは高まるのもまた事実ですが、実際そこまで気にする必要があるのでしょうか。

 

“元”喫煙者だからこそ両者の意見を理解できる

とは言いつつも、やはり害がある時点で辞めた方がいいのは明白です。

“でも辞められない”のは、ニコチンは依存性の高いドラッグだからです。

何度も言っていますが持論としては、喫煙者と非喫煙者の共存(わかり合うこと)は、不可能です。

理由は単純、好きと嫌いは相反するからです。

どれだけ議論しても平行線をたどるだけですからね。

どちらかが折れる以外道はありません。

これは電子タバコになろうが同じだと思っていて、健康被害云々よりも、どちらかというと(単に匂いが不快という)精神的な不快感や嫌悪感によるのではないかと思っています。 

嫌煙家の大多数は、喫煙は体に悪い、ガンのリスクが上がる、肺を汚すなど、ふんわりした情報はわかっているものの、実際に喫煙が、

  • “どんな成分”があり
  • “どのくらいのリスク”があり
  • “なぜ辞めた方がいいのか”

などを明確に、根拠を持って答えられる人は少ないのではないでしょうか。

私の周りの嫌煙家に聞いてみても「体に悪いから」という理由(メディアなどからの刷り込み)が大多数で、それの情報を疑うことはもちろん、どの程度の健康被害があるのかまで知っている人はごくごくわずかでした。

(健康被害があるというのが充分立派な批判意見なんですけどねw)

 

喫煙者と非喫煙者双方に考えて欲しいこと

私自身、タバコを辞めて気づきましたが、非喫煙者にとって、喫煙者が思っている以上に三次喫煙でさえも不快感を伴っているということです。 

長年の喫煙歴がある人は、特に自覚して欲しいんですが、服に付着した匂い、髪の毛についた匂い、その人の内から出て来る匂いは非喫煙者であれば一発でわかります。

タバコを吸っていれば、香水を振りまこうが、どれだけ清潔に保とうが、その内から出る独特の臭いは絶対に取れないと思っていてください。

特に、パーソナルスペースの狭い車の車内はもちろん、日常生活の電車内、試験会場などなど、喫煙者は、側(隣)に来れば顕著に感じる、独特のタバコ臭を醸し出しています。

軽いタバコを吸っているとか、アイコスを吸っているとか関係ありません。

非喫煙者は、その場その場でかなり我慢を強いられています。

また、ベランダで吸っても、玄関で吸っても、換気扇で吸っても意味をなしません。

もう一度言いますが、非喫煙者は常に我慢をしています

 

でもこれは逆にいうと、合法である以上、また、国が認めた嗜好品である以上、非喫煙者も同様に、我慢する以外方法がありません

今後も利権がらみで違法となることは決してありませんし(タバコ産業による税収は2兆円規模の大きな財源※コチラで少し解説)、何を言おうが、どれだけ不快だろうが喫煙者は一定数必ずいます。

 

つまり、お互いが広い心を持つ以外方法がないんです。

 

非喫煙者でも吸っても気にならないってい人は「(自分は吸わないけど)その人が吸いたいんだからいいんじゃない?」ぐらいの気持ちぴょん!

そうにゃそうにゃ。「吸ってもいいけど近くで吸わないでね」とかそのぐらいの気持ちのゆとりが欲しいにゃ

 

あとがき

元喫煙者の立場で言えば、子供の前では吸って欲しくないというのが本音です。

理由は、「臭い=体に悪そう」だからです。

散々煙を浴びて育ってきたものの、排気ガスの中で生活しろと言われたら喫煙者であっても誰もが嫌と感じるはずです。

“広い心”を持って行きましょう!

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